高校の修学旅行で長崎県の壱岐に行った。
この時⇒『修学旅行の「えっ?」』の話
「長崎に行くんならハウステンボスがいい!」と、
私を含めて、みんな言ってたけど、先生方はみんな壱岐を絶賛していた。
私達生徒は初めて行くけど、
先生方にしたら、何度目かの修学旅行で、
過去にはハウステンボスに行ったこともあるそう。
もちろん壱岐に行ったこともあるはず。
両方何度か行ったことがある上で、
それでも、また行きたいと思える魅力が壱岐にはあるらしかった。
壱岐は島なので、船で渡る。
子どもの頃は、乗り物酔いをしやすいタイプだったけど、
ある程度の年齢を超えてから、あまり酔わなくなったので、
たぶん大丈夫だろうと自分を過信して、
友達と一緒に船の中をハシャギながらウロウロしていた。
中にいる時は良かったけど、調子に乗って、デッキに出たのがまずかった。
デッキで波を見ていたら、酔った。(そりゃそう)
急にテンションが下がって、トイレにこもり、
少しましになった後は、
船酔いしやすいという友人にならって、じっと寝てた。
到着してから、色々なレクリエーションがあったけど、
あんまり覚えていない。
それよりも何よりも、先生が絶賛していた理由がわかった。
それは食事!
夕飯で、かなり豪華な舟盛りが出た。
どれも新鮮でものすごく美味しい。
お肉より魚派の私にとっては、鼻息が荒くなるメニュー。
でもそんな中、唯一「ウニ」が苦手で食べられなかった。
同じくウニが苦手な生徒が結構いて、席によっては大量に残ってた。
板に乗ったウニが何枚もあった。(←贅沢すぎる)
そこへ先生が登場・・・
先:「お前らウニ食べられへんのか?」
私:「匂いが苦手で食べられないんです」
先:「アホやな~、それは本当のウニの味を知らんからや」
私:「え~、でも今まで何度かチャレンジしたことありますけど、どれも同じ味でしたよ」
先:「ちゃうねん、ちゃうねん。とにかくコレいっぺん食べてみ!美味しいから」
私:「え~~~・・・・・(パクッ)ほんまや~~~!」
私の知ってるウニの味とは全然違って、
匂いが全くなく、ただただ甘くて濃厚だった。
残ってたウニをウハウハしながらパクパク食べた。
それ以来、ウニを克服したと思って、何度か食べてみたけど、無理だった。
でも、あの壱岐のウニの味が忘れられなくて、
その後、北海道に行ったときに、
市場や、少し高めのお寿司屋さんを巡ってはウニを食べた。
食べられなくはないものの、あの味とは全然違った。
殻付きの新鮮なウニを取り寄せたこともある。
美味しかったけど、やっぱり壱岐のウニにはかなわなかった。
それならまた壱岐に行けばいいんだろうけど、
機会がなかなかなくて、行けていない。
また食べたい・・・
ほんまそれ!・・・・・
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壱岐のウニは小ぶりだったんですけど、
味は甘くて濃厚で、すごく美味しかったです。
この時初めてウニを美味しいと思いました。
今でも忘れられません。
その後、あの味を求めて色々彷徨いましたけど、
やっぱり壱岐に行かないと、あの味は食べられないようです。