アパレル会社にいた頃、
特に服が好きとかそういうのでもなく、なんとなく入社したので、
私には全然オシャレ感がなかった。(今もないけど・・・)
ただ、アパレル会社なんだから、
そういうのも教えてもらえるんだろう、という受け身的考えでいた。
でも、当然教えてもらえることなんてなく、
自分で身に付けていかないといけなくて、(←あたりまえ!)
私なりに、色々雑誌を買いあさって、勉強したのを覚えている。
「オシャレは我慢」と言われたりするけども、
夏のまだまだ暑い時季に、秋物とか冬物を着たり、
その逆の冬の寒い時季に、春物の薄~いのを着たりする。
あと、立ち仕事なので、歩きやすい楽な靴を履きたいところだけど、
そうもいかず見た目のカッコいいシュッとした靴を履く。( ←関西的表現)
そんな中、
まだまだオシャレ感が足りない私は、オシャレな後輩に、
オシャレなセレクトショップ巡りに連れて行ってもらったりしていた。
勉強勉強と思いながら色んなショップを巡る。
とある店で、
なんかまるで段ボールなんじゃないかという感じの、
いかにもゴワゴワして、着心地悪そうなコートを着たスタッフが、
店頭に立っていた。
「アレがいいの?」と、後輩に尋ねてみたりしたけど、後輩も言葉を濁す。
私には高度でわからんわと思いつつ、
「あれがオシャレなんだ」と言われれば、「そうなのか」と、
納得するしかなかった。
とは言え、一時は私も、よくわからないながら、
流行らしい服を買ったりするなどして迷走した。
ただ、そんな風に無理しても、
オシャレさが理解できないものは、その後着こなすことも難しかったし、
やっぱり、自分が着たくなるような服を選ばないと、
着こなせなくて、ムダになってしまう。
それに気づいて背伸びするのはサッサとやめた。
とどのつまり(←ちょっと使いたくなった)、
私のいたお店にはそんな服もなかったし、
来るお客さんも、着回しの効くシンプルなものを望む人ばかりだったので、
そんな背伸びしたオシャレ感は求められてなかったっぽい・・・
オシャレは我慢だ~~~~~!
ほんまそれ!・・・・・