『なめてたわけじゃないけど、無知だったゆえに結果的に「あかん!」となったとき』の話
女性友達と2人で函館に行ったときの話。
雪の降る地域には、スキー目的で行ったことがあったけど、
観光目的で行ったのはこの時が初めてだった。
何が違うかというと、服装とか靴とか。
服装はまぁまぁの防寒対策をしたけど、靴が甘かった。
というのも、寒いからブーツで行ったはいいけど、
靴の裏のことを考えてなかった。
つまり、滑り止めのないツルッとしたソールだった。
向こうについてすぐ、歩き慣れるまでは滑りまくって、まぁコケた。
いい大人がコケまくる。
でも雪がいっぱい積もってるところで練習したので、(←歩く練習)
コケてもたいして痛くなかった。
そして練習の甲斐あって、そのツルツルソールでも、
まぁなんとか歩けるようになったので、
友達と食べたかったものを色々食べ歩く。
で、一旦ホテルで休憩して、夜になって、
さらにまた美味しいものを求めて外に出ることにした。
土地勘がないので、
ここはタクシーの運転手さんに、
ご飯が美味しいお店を教えてもらおうということになる。
早速タクシーに乗って尋ねた。
※相手は函館の方だったと思うのですが、
私の脳内で勝手に関西弁に変換されて記憶してしまっているため、
この後の会話は関西弁でのやりとりとなります。
私達:「この辺でご飯が美味しいところ、どこかありませんか?」
運転手:「おねぇちゃん達どこから来たん?」
私達:「大阪です。」
運転手:「大阪か。函館の夜景は有名やけど、もう見たんか?」
私達:「あ、見てないです。」
運転手:「えーっ!!せっかく函館に来たのに夜景見てないんか!
夜景は見とかなあかんで!おっちゃんが今から連れてったるわ!
お金はココからご飯の店までの距離分だけでいいから。
どうせお姉ちゃんたちお金そんなに持ってないやろ。」
私達:「(苦笑)え?いいんですか?じゃぁお願いします。」
一応またコケてもいいように、
ラフな(こきたない)服装をしていたせいか、お金がないと思われたっぽい。
まぁラッキーということで、お言葉に甘えることにした。
運転手:「ついたで~。ここ夜景がきれいで有名なところやから、降りて見といで。」
私達:「は~い。ありがとう。」
・・・・・・・・・・・・・・・
夜になって気温が下がったのと、あまり人の気配がないところだったので、
道路がツルッツルで、私のツルツルソールとの相性が最高だった。(←最高?)
一歩でも動いたら立ち上がれないくらいにコケる自信アリ。
じっと立ってるのも難しいくらいで、
「あかん。ムリ。一歩も歩かれへん!」
友達はたまたま(たぶん)、
滑り止めがしっかりしたブーツを履いていたので、結構普通に歩けた。
せっかくだったけど、私はろくに夜景を見ることなく、
ツルツルへっぴり腰で車に戻った。
そんな函館の夜景の思い出。
これ以降、雪とかは関係なくても、
滑り止めの無いブーツには、滑り止めを付けてもらってるし、
雪の降る地域に行くときは、
服装よりもまず靴をちゃんと選ぶようにしている。
足元は大事!
ほんまそれ!・・・・・