アパレル会社で働いていた頃、
とある(老舗の)百貨店の中のショップに配属されたことがある。
そこの百貨店にいた社員さんはわりと年配の人が多く、
「昔ながらのやり方をいつまでも続ける」的な人ばかりだった。
その百貨店のショップにいる時に、
私は「副店長」から「店長」になることになった。
「副」があるとないとで、
乗ってくる責任が全く違うので嫌だったけど、
受けざるを得なかったし、
まぁ給料も上がるのでいいかと思って引き受けた。
(→まるで「断る」という選択肢があったかのように、
「引き受けた」と書いたものの、そんな選択肢はもちろんない・・・)
しかしながら、その百貨店の年配方々が、
「女の店長なんて頼りないからあかん」と反対してきた。
とは言え、その百貨店に入っていた、
他社のブランドのショップにももちろん、女性店長は存在してた。
なので、「女の店長」と言いつつ、
「私個人」に向けてのことだったのかもしれない。
しかも、言ってきたのは、普段私と全くかかわったことのない人ばかり。
ただ、いつも関わっていた直接の担当の方は、
賛成してくれていたし、応援してくれてた。
それに、私はその百貨店の社員ではないので、
自分の会社の決定に従うのみだし、
反対した百貨店の年配方々も、直接の担当ではないので、
ちょっとケチをつけてきただけで、
直接私の会社に文句を言ったりはしない。
ということで、晴れて店長になったものの、
その後、事あるごとに、
「だから女の店長はあかんねん。」
と言っていた(らしい)。(←直接私には言ってこない)
おそらく他のブランドの女性店長に向けても、
そういう対応をしていたんだと思う。
ただ、運がいいことに、
私と直接かかわる担当の方は柔軟な考えの人だったので、
わかってもらえることが多く、
年配方々との橋渡し的なことも上手くしてくれていたのか、
私が直接その方々に文句を言われることは、その後も一度もなかった。
まぁ細かいエピソードは色々あったけど、結果だけを言うと、
数年たった今、その百貨店はもう存在しない。
いろんな百貨店が吸収・合併した時期に、
そこも、とある他の老舗百貨店と合併し、いくつかの店舗を閉めた。
その閉めた店舗の中の一つに、そこも含まれていた。
私はその時とっくにその店舗を去っていたけれど、
聞いたところによると、
いつも担当してくれていた柔軟な人は、
ちゃんとポジションを与えられ、別の店舗へと行ったようだった。
でも、その他の岩のように強硬な考えの方々は、やはり時代遅れだったのか、
自分の会社にも見限られたらしかった。
対して関わってなかった私から見ても、
年功序列でただ役職を与えられているだけの、
「ほんまに仕事してんの?」って感じの人々だったので、
「まぁ当然やな」と思ってしまった。(苦笑)
だって、いつ事務所に行っても「くっちゃべってばっかり」やったも~ん!!
とは言え、自分も歳を重ねていってるわけなので、
「最近の〇〇にはついて行かれへんわ~」
なんて言ってばっかりではあかんな~~~と思う。
気をつけな・・・
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あ、ありがとうございます。(←押してもらう気満々)
この前の『感情表現について』の話でのコメントでは、
私同様に、感情表現が苦手な人が意外と多くて、驚きました。
そして、こんなコメントも頂きました。↓
言われてみれば、確かにそうだと思います。
自分のことながら「なるほど!」と妙に納得してしまいました。
ayakoteramotoさん、ありがとうございます。
ayakoteramotoさんのブログ「心を楽に、シンプルライフ」は、
イラストがすごく素敵で、
時々描かれるコミックエッセイが、私の楽しみの一つです。
でも、イラストだけじゃなく、
ファッションやお部屋など、素敵さが溢れています。憧れます。