アパレルショップで店長をやっていた頃、
毎朝、朝礼があった。
朝礼って受ける立場の時は、
わりとボーっと聞いていたりして、(←私の場合)
何でもないものだったけど、する立場になると、結構むずかしい。
数字的な報告とか目標とかそういうのを言うだけならいいけど、
毎日じゃなくとも、何日かに1回は、(←本当は毎日がいいと思うけど)
「今日も頑張ろう」と思えるような小話を1つしようと思っていたので、
そこにいつも手を焼いた。
そういう朝礼向けの本を読んでみたりもした。
ただ、本の話を利用しようとしても、上手く自分のものに出来ないと、
「いいこと言ってる風」になるだけで、全然伝わらない。
というか自分が「いいこと言ってる風」に浸ってるから、
それがそのまま伝わるということになる。(汗)
で、そんなある日、珍しく朝礼が上手く決まって、
「今日は上手くいったな~」と思いつつ、
閉めの挨拶をして、頭を下げたら・・・
「ガ~ンxxx!!何じゃこりゃ~!!」
なんと左右違う靴下を履いていた。
とは言え、館内の電気はまだ全部点いていないし、
薄暗いからみんな気づいていないだろうと気を取り直して、
でも、黙ってられず、みんなに靴下のことを聞いてみたら、
「朝礼中ずっと気になってました。」
「そういう靴下かな~と思ってました。」(←優しいフォロー)
再び「ガ~ンxxx!!」
せっかく今日は上手くいったと思ったのに、
結局みんなは靴下に集中してた。(笑)
ずっと足元を見られてた。(←別に弱みにつけこまれたわけではない。)
まだまだ爪が甘かった。
ああいう場でみんなを惹きつけて話をできる人は
すごいな~と思う。
(違う意味では惹きつけたけど・・・)
ほんまそれ!・・・・・