心豊かに生きるために『かわいそう』はいらない・・・かな。
『かわいそう』という言葉
ウチにノラ猫が住み着いています。
ある日、「たこ焼き」を食べた後の入れ物を、
後で洗ってゴミ袋に入れようと思って、
少しの間外に置いていたら、
次に外に出た時には、
まるで洗ったかのようにソースが綺麗に舐めつくされてました。
よっぽどお腹が空いていたっぽいです。
それがきっかけでした。
その時は姿は見なかったんですが、
それ以降、何度かゴミをあさられたりして、
姿も見かけるようになりました。
まだ(たぶん)1歳にはなっていないくらいの女のコで、
ガリガリでした。
それから根気よく接して、少しづつ警戒をといて、
去勢手術を済ませました。
病院に連れて行かれて、去勢手術なんてされたら、
その後は「もうウチには近づかないかも」と思っていましたが、
そんなことはありませんでした。
外に寝床を作って、トイレも設置しています。
家の中に入ってくることもあるんですが、
それは玄関のドアが開いている時だけで、
ドアを閉めたら不安そうになって、開けたとたんに出ていきます。
寒い日とか外で寝てるのを見ると「かわいそう」になります。
でも家には入らないので、
少しでも暖かいようにと寝床を工夫しています。(←つもり)
ただ、この前獣医さんに
「いやぁ、そのコにとっては一番理想的なスタイルですよ。
ご飯もちゃんともらえた上で、自由に外を動き回れるんだから。
家の中で飼われるよりも幸せだと思いますよ。」
と言われました。
確かに、外で「かわいそう」と思うのは、
こっちの考えなだけで、
家に閉じ込めることの方があのコにとっては
「かわいそう」なことなのかもしれません。
あと半年くらい小さい時に出会ってたら、
また違ったのかもしれないけど、
ある程度、外の生活をして育った後だったので、
今さらその自由を奪えそうにありません。
「かわいそう」って言葉は、
結局はその人の気持ちの向け方というか、
相手の思いとかは関係なくて、
「かわいそう」と言うことで、
自分の気持ちを軽くするための言葉だと思います。
実際、私も「かわいそう」と言うことで、
そのコの事を考えてあげてる気になります。
こっちが「かわいそう」と思ってるだけで、
相手は「幸せ」と思ってるのかもしれないし・・・
結局「かわいそう」って言葉を言われた人(猫)にとっては、
「余計なお世話」なことかもしれません。
とにかく、気を付けて使った方がいい言葉・・・
というか、あまり使いたくないし、
言われたくない言葉・・・かな。
お読みいただきありがとうございました。
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