事務の仕事をしてた時のこと。
防災訓練があった。
私達は引率担当についていく役割だった。
で、その時の引率担当は、上司の男性社員で、
事前にしっかりと打ち合わせをしていた。
いざ訓練の時、訓練上の設定では、
私たちのいるフロアの給湯室から火が出たということになっていた。
火元のフロア(8F)だったので、早く逃げなくてはいけない。
引率担当の指示により、非常階段から下の階へ向かう。
そして、6Fまでおりると、非常扉から6Fのフロアに出た。
「あれ?」と思ったけど、
引率担当が、事前に打ち合わせをしているはずなので、
そういう段取りなんだと思ってついていく。
で、6Fのスタッフと合流し、再び非常階段へ。
「合流する意味は何?」と思いながらも、訓練中なので黙っている。
・・・しかしその後、せっかく合流したのに、階段であっさり別れた。
6Fスタッフはそのまま下へ下りて、私たちは再び上へ。
まさか火元に戻るわけはないだろうし、
もしかしたら合流した時点で訓練は終わり?
「中途半端な訓練やったな~」
なんて思いながらついていったら、やはり8Fのフロアに戻った。
そして火元であるはずの給湯室付近をぐるぐる回る。
実際ならもう火が回って入れないはずだけども・・・
さすがに不安に思った私たちは引率担当に、
「え?ほんとにこっちで大丈夫なんですか?」と聞いてみたら、
「はい。大丈夫です。こっちのはずです。」と言う。
その後また、非常階段に戻って再び下へ下りる。
「さっきの火元付近をぐるぐるは、一体何やったんや?」と思いながら、
そのまま1Fまで下りると、他のフロアの人はみんなすでに集まっていて、
私たちを残すのみとなっていた。
結局、引率担当が段取りをよくわかってなかったらしい。
この訓練により、色んな本質が見えた気がした。
そういうことも含めて、防災訓練って大切だと思う。
ほんまそれ!・・・・・